Microsoft Silverlight を入手する

前哨戦レポート
出走日本馬紹介
秋山響のドバイ競馬リポート
メイダン競馬場ガイド
名馬列伝 ドバイミレニアム
ウオッカ引退特集
日本馬海外挑戦記
トップに戻る


  メイダン競馬場ガイド




(C)Dubai Racing Club

今年で15回目を迎えるG1ドバイワールドカップ。「春のダート世界最強馬決定戦」として、すでに世界の競馬サーキットにその名を定着させていたこのレースだが、今年は大きな転機を迎えることになった。
まずひとつめの大きな変化は、総賞金がこれまでの600万ドル(約5億4000万円)から一気に1000万ドル(約9億円)へと跳ね上がったこと。「勝てば600万ドル」のインパクトはやはり強烈。この賞金増額は世界の競馬カレンダーにおけるドバイワールドカップの地位をさらに押し上げることになりそうだ。

ちなみにドバイワールドカップ当日にはドバイワールドカップのほか、総賞金500万ドル(約4億5000万円)のG1ドバイシーマクラシック、G1ドバイデューティフリーなど7つの重賞レースとアラブのG1レースが組まれており、その全8レースの総賞金合計は2625万ドル(約23億6250万円)となっている。


もうひとつの大きな変化はこれまでのナドアルシバ競馬場にかわって、新設なったメイダン競馬場でレースが行われることだ。これに伴い、主に以下の3つの点で変化が生じることになる。
まずひとつはレースがダートではなく、オールウェザーでレースが行われること。メイダン競馬場にはオールウェザー馬場の一種であるタペタが導入されたのだ。馬場が変われば、競馬も変わる。オールウェザー馬場の導入は、ドバイの競馬を大きく変えることになりそうだ。

ちなみにオールウェザー馬場とは大ざっぱにいえば、細かい砂に繊維、ゴム、電線被覆材、ワックスなどを混合したものと定義できる。優れた排水性を持ち、キックバック(馬場素材の跳ね返り)が少ないだけでなく、クッション性に優れ、かつグリップ力があるため馬に優しいとされており、日本ではまだ競馬場への導入例こそないものの、美浦・栗東の両JRAトレーニングセンターにはオールウェザー馬場の一種であるニューポリトラックが設置されている。


ふたつめは芝とダートの内外が入れ替わったこと。ナドアルシバではダートが外、芝が内のレイアウトだったのだが、メイダンでは芝が外、タペタが内に造られた。これにより、芝は1周2400mとなって、ゆったりとしたヨーロッパの競馬場に近くなり、タペタは1周1750mとなってアメリカの競馬場に近づいた。欧米双方の競馬場の特色を併せ持った競馬場といえるだろう。

 

 

最後に、我々観戦者にとって嬉しいのはスタンドが大きくなったこと。新スタンドは6万人を収容し、その全長は1kmを超える巨大なもの。さらに豪華な五つ星ホテル、レストラン、映画館なども併設されているとあっては、もはや競馬場というより、ひとつの町と形容した方が近いのかもしれない。
メイダンとはアラビア語で「人々が集まる場所」という意味。ドバイの新競馬場は、その名の通り、世界中の競馬ファンを引き寄せる魅力的な場所となりそうだ。

文・秋山響(TPC)

 



Copyright (c) 2010 Chuo-Keiba PR Center Co.,Ltd.All rights reserved.